ちばアクアラインマラソン

昨日は「ちばアクアラインマラソン」でした。

◆予想タイムを4時間で申告していたため、後ろ寄りのグループからスタート。そのため暫くは渋滞で、キロ6分以下のスピードしか出せず、隙間を縫って前へ前へ。

3、4kmあたりで、キロ5分で走れる位置まで来ます。サブ3.5を狙うサークル仲間のR氏とも合流。

過去のレースと違って今日は自分の走りだけに集中し、周りの状況は頭に入って来ません。
ペースもあまり気にならず、そもそもランニングウォッチは持ってないので大雑把に速度を維持。時折並走するR氏がキロ5分ペースだと教えてくれます。

その後もランナーの間を縫ってゆく作業が面倒臭いものの、次々と抜かしているという感覚は精神的には楽ではあります。

◆9km過ぎから突入したアクアラインの高速道路はやはり爽快!どんどん走りの調子が上がっていきます。これが目当てでエントリーしたのですが、正味10km程度しかないのは残念。

今日も膝は鉛が埋め込まれたような鈍痛で、時折痛みが軽くなったり重くなったりを繰り返します。ポケットに入れていた痛み止めの薬は何処かに落としてしまったため、それには頼れず。この鈍痛が鋭い痛みにならないよう祈るばかり。

腕と脚を交互に動かす機械に徹し、なるべく感情を無にします。

◆25km過ぎたあたりから疲労があらわれペースダウン。
それ以上速度を落とないように気合いを入れると自然と声が出ます。テニスプレイヤーのように、唸り声とともに力を絞り出して走るとその効果大で、フォームは乱れまくっても再びスピードが蘇ります。痛みも声と共に飛ばせます。

街中になってから、海上のアクアラインの爽快さはない代わりに、沿道の熱い声援がモチベーションとなります。自分に向けられていると感じると苦しさを持ち堪えられます。特に子供達とのハイタッチでは速度は1割り増しに。

◆32キロ地点、ここまでよくキロ5分を維持出来たなぁと。やはりレースというのは、普段ありえない力が出るもんです。
今年の目標だった柴又100k完走、ハセツネ完走、トライアスロンOD20分短縮などを達成出来た自信が後ろ盾となっています。

あと10キロちょっと…
しかし既に満身創痍で、膝のダメージだけでなく心肺も苦しい。フォームはグチャグチャ。
得意意識を持つ坂道も、もはや行く手を阻む障害でしかなく、速度を上げられるはずの下りも膝への拷問。ここから坂道が何度も現れます。先程のように唸り声を出したいところですが、その余力がない…

もうマラソンはこりごりだ、もう気が済んだよ( ;´Д`)

◆残り3キロ。踏ん張れば3時間40分でゴール出来そう。心臓が千切れそうですが、「ここは戦場」だと思い全力で駆け抜けます。真っ白な灰になる寸前。

遂にフィニッシュして倒れ込む。3時間39分。
今年の最後の目標、「フルマラソン4時間を切る」も達成。

一度脚を止めたら膝は曲がらず、歩くのも困難な状態に。帰りの駅までの歩行がまた一仕事でした。

◆僕のシューズは、サブ4を目指す以前の完走を目指すランナー向けですが、シューズの特性とタイムはやはり関係なかったようです。
でも軽いシューズも履いてみたいと思う今日この頃。